HTMLメールとは、文章や画像などの構造を作成するマークアップ言語の「HTML（HyperText Markup Language）」を用いて作成された電子メールのことを指します。これに対して従来のテキストのみのメールをテキストメールと呼びます。

HTMLメールでは、WEBサイトと同様にHTMLタグを使って文章や画像を流し込みつつページを構造化していきます。このように、本文内に文字だけでなく画像を差し込む事ができるため、画像により文章の根拠や要素を補ったり、魅力的な画像で、見栄えにインパクトを与えコンテンツの注目度を上たりする事もできます。

また、CSS(Cascading Style Sheets)といった言語を利用して、HTMLにより構造化されたメールを装飾（スタイリング）していくことができます。CSSにより、文字の色やフォントのサイズ変更などの装飾により、メリハリのある見やすいメールコンテンツを作成することができます。

ただ、HTMLメールは、WEBサイト同様、制作するにあたりHTMLの専門知識が必要となります。HTMLやCSSで制作した（コーディングした）経験があれば問題はないのですが、初めて取り組む方には難易度が高いものとなります。そのため、知識保有者の協力を得たり、担当者自身で学びながら取り組まなければなりません。

とはいえ、近年では、専門知識が無くともドラッグ＆ドロップなどの操作でHTMLメールの作成ができる機能を備えたメール配信システムも登場してきています。