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メール配信システム?MAツール?どちらを選ぶべきか

自社の商品やサービスの売上げアップのために、Webマーケティングを強化していきたいマーケティング担当者は多くいるはず。しかし、その手法は多岐にわたるため、打ち手を見付けられていないということはありませんか?

そこで、業種問わず有効な施策として挙げられるのが、メールマーケティングです。自社のWebサイトや名刺交換などで獲得した配信リストに対して、商材に関心を向けてもらうことを目的として実施します。

このメールマーケティングは、専用のメール配信システムで行うのが一般的ですが、近年では、多機能なマーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)で代替することも珍しくありません。

大は小を兼ねるといいますが、本当にMAツールだけで問題ないのでしょうか。今回は、それぞれのツールの特徴を解説・比較した上で、ツール選定時のヒントについても触れていきます。


「メール配信システム」と「MAツール」は何が違う?

BtoC、BtoB問わず幅広い企業が取り入れているメール配信はマーケティング施策の基本であり定番です。そして、近年、複雑化するマーケティング施策に対応するために登場したMAツールがあります。

これらは、どちらも事業問わず利用できることから、自社で導入しようと比較検討している担当者もいるのではないでしょうか。まずはじめに、メール配信システムとMAツール、それぞれのツールの特徴を知っておきましょう。

メール配信システムの特徴

メール配信システムは、その名の通りメール配信に特化したツールです。自社が保有する配信リストに対して、一斉配信のメルマガを配信したり、ユーザーの状態に合わせてステップメールを配信したり、メールマーケティング施策に総合的に対応できるのが特徴です。

また、基本機能はあくまでメール配信に関連するもののみですが、その分、導入ハードルが低いというメリットがあります。多くのメール配信ツールは、保有する配信リストの数や月間のメール配信数に応じて料金プランが設定されています。

そのため、配信規模の小さい段階でも低予算でスタートさせることができます。

とはいえ、あくまでメール配信に特化したツールなので、保有する顧客データが増加してもメール配信以外の施策には対応できません。顧客データを利用してメール配信以外のマーケティング施策を統合して実施することになったとき、他のツールとの連携やMAツールへの移行を考えるのも良いのではないでしょうか。

MAツールの特徴

MAツールの特徴は、多様な施策を1つのシステムに集約できる点です。リード獲得後からセールスにリードを受け渡すまでのプロセスをワンストップで実施できる点が強みと言えるでしょう。

具体的には、Webサイトに設置するフォームやポップアップ、LPを作成でき、獲得したリードへの各種メールマーケティング施策などを1つのツールで完結させられます。MAツールを導入することで、複数のツールを導入せずとも効率的にリード抽出から育成まで効率的に実施できるでしょう。

その一方で、MAツールは多機能が複雑化を招く点がデメリットとも言えます。自社のマーケティング活動にMAツールの一連の機能がフィットしていれば問題はありません。

しかし、スタートアップ企業や中小企業など規模の小さなビジネスでは、「そもそも母数が少ないから精緻なスコアリング(リードの見込み度合いを点数化)をする段階ではない」など、機能を持て余してしまうことも考えられます。

そういった場合、「リードの母数を獲得する時期」「メールマーケティングに注力する時期」「失注リードの掘り起こしの時期」などマーケティング活動のタイミングに合わせて専用ツールを導入するのも手段と言えます。

メール配信システムとMAツールの比較

上記で紹介してきた「メール配信システム」「MAツール」の特徴を4つの点でまとめてみました。

この表からわかるように、メール配信システムは単一の施策に向けてシンプルかつ低コストで実施できるため、マーケティング活動を小さく始めたい企業におすすめです。

一方で、MAツールはその多機能さを活かし、複数の施策に対応することができますが、スモールスタートには不向きです。多様なマーケティング活動を行っている企業や、将来実施するであろう施策と相性が良い場合の利用をおすすめします。



メール配信システム
MAツール
機能
メール機能に特化
複数の施策に対応し多機能
コスト
低価格から利用可
高価格
使いやすさ
簡単
複雑
導入
簡単
やや高め(他システムとの連携など場合によって複雑)


まとめ:スモールスタートで始めるならメール配信システムがおすすめ

ここでわかるのは、同様の機能を持ち合わせているツールだったとしても、自社のビジネスの規模や段階、マーケティング活動における目的に応じて適したツールが異なるということです。

マーケティング環境を構築しつつ、メールマーケティングに挑戦してみたいというのであれば、間違いなくメール配信システムをおすすめします。既に、様々な施策を実施しており、その中にメールマーケティングが含まれているというのであればMAツールが効果を発揮します。

あくまでツールはマーケティング活動をサポートするものです。どんなに多機能なツールであっても、それを活かしきれなければ成果には繋がりません。実施する施策と、予算・労力などを踏まえてツール選定を行ってみてください。





臼杵 優

臼杵 優

ferret エディター/ライター ビジネスやテクノロジーなど様々なWebメディアでの編集・執筆を経験。また、メディアでの執筆だけでなく、メーカーでのコンテンツ支援を担当した経験からマーケティングの重要性を感じ、ferretにて執筆開始。

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