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クリック率とは

クリック率とは、メルマガなど配信メールを開封した全ユーザーの中で、電子メールの本文中に含まれるリンクをクリックしたかの割合を示す指標です。CTR(Click-Through Rate)とも呼びます。

クリック率は、メールマーケティングでは、最も重要な指標の1つです。
例えば、メール配信の目的を”ユーザーのWEBサイトへの誘導”と置いている場合に重要に見るべき指標といえるでしょう。ユーザーがメール本文を読んだとしても、想定どおりにWEBサイトへのリンクをクリックしなければ、メール配信の目的を達成したとは言えないからです。

WEBサイトへの通過点である、メール本文の内容がしっかりとユーザーに伝わっていないと、その先にあるWEBサイト内の情報に興味を持って貰えないことは明白です。

クリック率を計測し、どのような本文内容にすればユーザーがリンクをクリックしやすくなるのか分析する必要があります。

クリック率は以下のように求めます。

 クリック率 = クリック数 ÷(メール開封数) 

クリック率は、HTMLメール・テキストメールどちらの形式でも計測可能です。

ただし、テキストメールの場合には計測用のパラメーターを付与したURLへ変換した上でメール本文内に貼り付けましょう。


クリック率を改善するためには

クリック率を改善するため、メール本文に工夫をしてみましょう。

改善にあたりメール本文の内容にて「明確なメッセージ」、「適切な情報量」、「ユーザフレンドリーなデザイン」の3点が大切です。

「明確なメッセージ」とは、自社が伝えたいメッセージをユーザーにとってのメリットとなるように示すことです。メールを受け取った多くのユーザーは、なにかしらの利益やメリットを求めています。なぜなら、自分にとって「お得」と感じることでメールのその先にあるコンテンツを読むモチベーションへと繋がるからです。ユーザーのモチベーションを上げるため、自社が伝えたいことだけでなく、読むことでどういったメリットがあるのかを意識してみましょう。

例えば…

「一番早く最新情報が手に入る」「限定割引がある」「限定クーポンがある」「参加者限定の無料セミナーがある」などです。

2つ目のポイント「適切な情報量」とは、1つのメール配信につき、伝えたい内容をなるべく少数に絞り込むことです。情報量が増えれば増えるほどユーザの選択肢が増えますが、情報に常に溢れている情報化社会の中では、本当に伝えたい事のメッセージ性が薄くなってしまいます。

例えば…

「明確なメッセージ」と連動して、「最新情報」であれば一番伝えたい情報を、「値引き情報」であれば、お得な商品をピックアップしてみましょう。「無料セミナー」であれば、1つのセミナーにスポットを当てて紹介すると効果的です。

3つ目のポイントが「ユーザーフレンドリーなデザイン」です。

ユーザーフレンドリーという言葉には明確な答えはなく、ユーザーを行動へと導けるようにデザインを常に「検証」しつつ改善していくことが必要です。

バナー1つとっても、キャッチコピーとなる文言やボタンの位置、色などさまざまな検証項目があります。また、ボタンにも最適な色や大きさ、ボタンに記載する文言などの要素があります。それらを検証した上で、最適なデザインを見つけていくことが、クリック率の上昇に繋がります。

例えば…

ボタンの色を暖色系か寒色系かで検証する、ボタンのサイズを大きくする、URLが目立つようにレイアウトを変更する。など細かく調整します。

株式会社ラクス

株式会社ラクス

株式会社ラクスでは、メールマーケティングの入門機とも言えるメール配信システム『配配メール』を提供しています。 その運用で培ったノウハウをもとに、メールマーケティングの始め方から応用まで、メールマーケティングをもっと学びたい担当者様をご支援しています。
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